不登校の相談先に迷ったときにおさえておきたい3つのこと
不登校の子どもを支援しようとするとき、実際に再登校に向けた支援をしてきた人に聞くことが、一番の参考となります。
不登校の子どもを支援しようとすると、何をどうしたらよいのかわからなくなってしまうことが多いのではないでしょうか。
本を読んだときはわかったような気がするのですが、いざ、実際に子どもに対して支援しようとすると、わからなくなってしまい悩んだことはありませんか。
1.17%
何の数字かわかりますか?
これは、日本の小中学校の全部の子どもに対して、不登校になっている子どもの割合です(平成25年度)。
一見、1.17%と聞くと少ないように見えます。しかし、100人に一人以上は、不登校になっているということです。
119,617人
この数字は、不登校になっている子どもたちの総数です(平成25年度 小中学校)。すでに10万人以上の子どもが不登校なっています。
今や不登校の子どもがいない学校を探す方が早いほど,不登校の子どもがいます。
それだけの数の子どもたちが、学校に行けずに困っています。
同じ数だけの家族も困っています。
同じ数だけの担任も困っています。
そして、担任だけでなく、同じ数だけの学校も困っています。
しかし、教師は臨床心理士や精神科医のような相談や治療のプロではありません。そのため、支援するためのいろいろな情報を集めて、なんとか支援しようとします。
多くは本を読んだり、知り合いの教師に相談したりという方法をとっているのではないでしょうか。本を読むと、理論はわかるし内容も理解できて、実際にできそうな気がします。
しかし、学校で実際に具体的な支援をしようとすると、何をどうしたらよいのかわからなくなってしまいます。
それは、対人援助という繊細なことを、習ったことがないのに独学でしようとしているからです。
子ども一人一人、場合が全く違います。
しかも、支援方法を実際に使えるようにならなければいけないので、独学でマスターするのは至難の技と言っていいかもしれません。
私自身が、長い間、そのことで悩んできました。
そんな私が、600人ほどの小学校で、固定化された不登校が出なかったという経験をすることができました。
そのきっかけは、その学校に行く以前の学校で、ある不登校の子どものことで専門機関へ相談に行ったことでした。
学校では数ヶ月、その子を支援する方法が見つからず苦しんでいましたが、専門機関では驚く早さで解決へと導いて行きました。
子どもとじっくりカウンセリングをするものだと思い込んでいた私にとって、その解決方法は驚きの方法でした。
驚いている私に、その専門機関の方から、ちょうど勉強会がありますが来てみますか?と声を掛けていただいたのが、全ての始まりです。
その結果が、600人規模の学校でも固定化された不登校が出なかったということに繋がりました。
そのカウンセリング方法が、シンプルな考え方と誰にでもできるスキルということもありますが、
何より、明日からできることを教えてくれて、困ったときにすぐに相談に乗ってくれる実践者がいたことが、
この結果と私の15年間の実践に繋がっています。
不登校の子どもの支援について相談先に迷ったときは、
1 実際に不登校支援で実績がある
2 支援方法について具体的に教えてくれる
3 困っているときにすぐに応答してくれる
この3つは、ぜひおさえておきたいポイントです。
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子ども支援に関わる方へ
15年間、保健室で実際に行ってみて、一番子どもたちの困っていることの役に立った支援方法(家族療法、システムズアプローチ)です。その方法の全てをご紹介します。
先生はじめ支援者の想いが、子どもが元気になるに繋がることを切に願ってます。
『不登校を長期化させない8つの方法』
〜明日から使えるノウハウ公開 600人の学校で全員が再登校できた方法とは?〜
※不登校となっておりますが、不登校だけでなく、集団不適応、いじめなど、様々な子どもの困難への支援方法です。
先生の保健室はこちらから
お母さんの保健室
保健室の先生(養護教諭)として、30年以上、保健室勤務をしてきました。
お母さんが元気になれば、子どもたちも元気になる
これは、その中で得た私の確信です。
お母さんの保健室がここにあります。ドアはいつでも開いています。どうぞ、気楽に来てみてください。
お母さんの保健室はこちらから
コメント
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具体的な見立てと動き方ですかね
自分でしているときは、動かしてなんぼという感覚でしたね。システムズアプローチは面白いというか、素質が無いと駄目と言うわけでもなく、見方の練習とジョイニングでレベルはあがるから良いかな。
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Re: 具体的な見立てと動き方ですかね
>>1 kuma-gさん、コメント、ありがとうございます。おっしゃるとおりですね。シンプルな考え方なのでわかりやすいですし、スキルは意識すればできるようになります。kuma-gさんのおっしゃるとおり一言で言えば、まさに見方とジョイニングの練習されすればできるようになりますね。