症状はサイン

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前回の家族です。
お父さん、お母さん、小学生の子どもという3人の家族がいました。
お父さんは、家族のために夜遅くまで働いています。
お母さんも、家族のために家事を一生懸命しています。
そんな中で、子どもが学校に行くのを嫌がるようになりました。

原因は何でしょう?
誰が悪いのでしょう?

家族は、一つのシステムです。
システムは、互いに影響し合っています。
影響し合っているので、原因と結果がグルグルと回り、誰が悪いからこうなったとは言えません。

上の家族は、みんながそれぞれ一生懸命にやっています。
そんな一生懸命やっている家族の中で、子どもが学校へ行くのを嫌がるようになりました。

この状況は、互いに影響し合っている家族の構成員の一人に起きました。
それは、家族の誰々が悪いからこうなったという原因因果律の結果ではありません。

家族は互いに影響し合っているので、グルグルと回っている関係性の中に、何かしらのバランスの悪さを子どもが感じた結果として起きたといえます。

この家族は、みんなが一生懸命やっています。
誰も悪くないのです。
しかし、家族の中に何かしらバランスの悪さを子どもが感じました。
すると、子どもは学校に行きたがらないという症状を出しました。

不登校という状況は、問題の症状というよりは、家族のバランスに不都合なところがあると、子どもが家族を代表して出しているサインだと考えられます。

システムとしての家族のバランスが悪くなるときとはどういうことか・・ 後日、書いてみたいと思います。

a:832 t:1 y:0

コメント

  • 家族というシステム

    家族というシステムの中で、子供だけが十分に発言できる力が弱いのかなと言うように見えます。小学生に家の中の出来事の決定権なんか多分ないですよね。子供以外は色々なわけを作って、動きを正当化したりします。そんなシステムの中で旨く自分で言えないけどなんか違うと言う事が、子供の行動として現れるのかも知れない。子供と父親が連合して母親を外したりすると、母親が症状を出すこともあると言う風に考えれば良いのかな!


  • Re: 家族というシステム

    >>1 子どもの発言できる力については考えた事がありませんでした。たぶん、発言する力があっても、言語化できない何か不都合を感じているのかと思います。言語化できればそれだけで症状がよくなっていくことがあるので・・・
    子ども+父親連合の母親外しの場合は、母親も症状を出すかもしれませんが、母親が症状を出せば、それは子どもにも大きく影響するので、遅かれ早かれ子どもも症状を出す事になるかと思います。



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