解決への見立てとその視点

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子どもたちの困難の解決には、
《情報収集→見立て→働きかけ→効果の査定》
のループは欠かせません。

解決は、現状が少し変化することから始まります。

『見立て』は、家族システムの中で、ここなら働きかけることができそうだと思われる所を見つけることです。

見立てたところに働きかけて、変化を起こしていきます。

では、どのようにしたら見立てることができるのでしょうか?

ジョイニング、情報収集、そして、この見立ては、きれいに分けて行われるものではなく、ジョイニングをしながら情報収集が行われたり、情報収集をしながら見立てが行われるなど、絡み合いながら、ときに同時に行われながら面談は進んで行きます。

そもそも情報収集は見立てのために行われます。

ですので、情報収集は、働きかけられそうなところはないかと常に見立ての視点を持って行われます。

ジョイニングをすると、家族の緊張度が下がりますので、家族の普段の自然な関わり合い方を見ることができるようになります。

問題を固定化させている家族システムを見ることが出来るので、働きかけられそうなポイントのヒントがもらえることがあります。

『問題は何?で、誰が困っているのか?』を共通理解するだけでも、見立ての参考となることがあります。
ときに最優先課題を勘違いしていたり、誰が困っているかを見落としていることがあるからです。

ジェノグラムを書くときの『世代間境界』『キーパーソン』『パワーを持つ人』の視点で家族の関わり合い方を見ると、どこに働きかけることができるかが見えてきます。

また、話しを整理して行くと、リフレーミングできそうなポイントも見えます。

 家族の関わり合いのパターンを円環的質問で探して行くと、どんな状況で、何が起こって、家族同士がどう反応し合っているのかが見えてきますので、働きかけのポイントも見えてきます。

このように、絶えず家族の関わり合い方を見る視点を持っていると、働きかけられそうなところを見つけることができる『見立て』ができるようになります。


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