行動するのは、困っている人だけ
この家族は、先日の小学校4年生の長女が不登校になった3世代同居の家族です。
はじめは登校しぶりから始まり、今週に入り、3日間不登校が続いています。
学校でも、対策を考えていました。
そろそろ保護者と面談をしようかと思っていたところに、おかあさんから相談したいと申し出がありました。
面談は、基本、ご両親に来ていただくようにお願いします。
お父さん、お母さん、お二人から家族についてお聞きすることができます。
その他にも、ご両親で来ていただくメリットはたくさんあるのですが、それはまた後日書かせていただきます。
今回は、子どもが不登校などの困難にぶつかったとき、家族の中で、誰がキーパーソンになるかを書いて行きます。
子どもが学校に来られない状態になったとき、最初に動いたのはお母さんでした。
その前には、夫婦での話し合いがあったのかもしれませんが、とにかく行動したのはお母さんでした。
子どもたちの問題解決だけでなく、生きて行く上での大原則があります。
それは、『行動するのは、困っている人だけ』ということです。
本当に困っている人は、行動します。
どうにかしたいのです。
困っているから、解決を求めて動くのです。
困っているように見えても、行動しない人は、本当は困っていません。
困っているのかもしれませんが、解決を求めて動く程度までには困っていないのです。
家族の中で、解決のために動いている人が、問題解決のキーパーソンになります。
キーパーソンを中心に、家族と協働支援をしていくように考えて行きます。
もし、家族の中で、本人以外誰も困っていなかったら・・ キーパーソンがいません。
キーパーソンがいないどころか、本人以外は誰も困っていないので、家族は動こうとしません。
そういうときは、まずは家族を巻き込む必要があります。
このことについては、また、後日・・・
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