家族の不思議 -世代間境界2-

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家族の中に、世代間境界が引かれるのは、夫婦の関係性がきちんとパートナーとなっているときです。

夫(妻)のパートナーが妻(夫)であることは、当たり前のことのようですが、心理的にお互いがお互いのパートナーであると感じているということが大切なポイントです。

つまり、世代間境界が引けるかは、親夫婦のパートナーとしての結びつき度はどうだろうかという視点が必要だということです。

夫婦が、お互い同士のパートナーとして機能していれば、他の世代の人が境界線を超える必要がなくなります。
祖父母は祖父母ポジション、子どもは子どもポジションでいることができるので、世代間境界が引けるのです。

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上の家族は、親夫婦の間、兄弟の間にも境界が引かれてしまっています。
引かれるべき所ではない所に境界が引かれてしまっている・・このような線が引かれる家族は、家族の結びつきが弱いバラバラ家族となります。

このような状態ですと、世代間境界もとてもあやふやになってきてしまいます。

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この家族は、世代間境界が全くない家族です。
関係性に境界がない団子家族です。

団子家族は、とても仲が良いように見えますが、子どもたちは自分のポジションがわからなくなってしまいます。

バラバラ家族も団子家族も、世代間境界を引く事ができません。
子どもが、子どもポジションにいることができないということです。

子どもポジションにいれない子どもたちは、症状を出すことが少なくありません。

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